光学設計とその周辺、そしてたまに全く関係ないやつ

学んだことを書き留めていきたいと思いますが、ありふれたことを書いても人類の進歩に貢献しないので、専門的な事柄をメインにしたいと思います。なお私の専門とは光学設計とか画像処理とかです。

光学CADの代理店がいろいろ変わってる

最近codev含めsynopsis社の製品の日本代理店がサイバネットシステム社からsynopsisの日本支社に変わった.

直販することでよりユーザーに近い立場に立ちたいのだろうとぐらいに思っていたが, サイバネットシステム社が別に扱っているANSYSが子会社化したspeosの製品を扱い始め, さらにそのANSYSがZEMAXを買収したりとどうもそんな単純な話ではなさそう.

余談だが,SynopsisとZemaxの製品ラインナップを見ると明らかな違いが1つあると気づく. Synopsis製品の場合,結像光学系の解析はcodeV,照明光学系はLightTools,電磁光学解析はRSoftとアプリケーション毎にソフトが分かれている.一方Zemaxの場合,Optics studio上で結像光学系も照明光学系,さらには最近addinというかたちで電磁光学解析の機能も備わり,つまり1つのプラットフォームで何でもできる,というのが特徴である*1.設計ツールを選ぶ際はこういった戦略の違いも考慮して選んでいきたい.

https://support.zemax.com/hc/ja/articles/1500005578722

 

*1:これだけだと何でもできるOptics Studioのほうがいいね, となりそうだけど1つのプラットフォームにやや無理やり詰め込んでいる感もありそれはそれで不便なところもちょっとある.