光学設計とその周辺、そしてたまに全く関係ないやつ

学んだことを書き留めていきたいと思いますが、ありふれたことを書いても人類の進歩に貢献しないので、専門的な事柄をメインにしたいと思います。なお私の専門とは光学設計とか画像処理とかです。

ある日のやり取り

もうGW, 世間では新入社員が研修を終えてぼちぼち業務を始める時期です.

昔まだ設計ソフトを使い始めた時以下のダイアグラム図を見て, ベスト像面に設定しているのにデフォーカスしている, と困ったことがありました.



ありがちな話ですがこれは口径端の光線を見ているだけで, 実際は球面収差のバランスをとっています. 光線本数を増やすとその様子がわかるはずです.

光学系の性能は収差図やMTFなどいろいろな種類がありますが, 断面図でラフにそれなりの光線数の集光の様子を見てみるのも重要です.